ダイエット 脂肪分解
こんにちは!
塩尻市 パーソナルトレーニングジムCARAT 久保田です。
脂肪分解のメカニズム
中性脂肪から体脂肪を合成する仕組み
中性脂肪とは、脂肪酸(酸性)とグリセロール(アルカリ性)が結合したもの。
中性脂肪が体内に入ると、消化酵素のリパーゼによって脂肪酸とグリセロールに分解され、血液中に流れ出します。
血液中の脂肪酸とグリセーロールが再度結びつくと、中性脂肪になります。
そして、中性脂肪がリポタンパクリパーゼによって分解されると、脂肪酸が体脂肪になります。(脂肪酸が体脂肪内にあるグリセロールと結合すると、体脂肪になります。)
体脂肪が分解されるしくみ
体脂肪内の中性脂肪にホルモン感受性リパーゼが働くと、体脂肪から脂肪酸が飛び出します。
この脂肪酸がミトコンドリアに運ばれ電子伝達系に入ると、ATPや二酸化炭素、水に分解されます。
インスリンと体脂肪の合成について
リポタンパクリパーゼは、インスリンが分泌されると働きます。つまりインスリンには、中性脂肪を脂肪細胞に運ぶ役割があるとも言えます。
一方でインスリンには、ホルモン感受性リパーゼの働きを下げる役割があります。
そのためローカーボダイエットでは、インスリンの働きを抑えることで体脂肪の合成を防いで分解を促進します。
脂肪燃焼を促進するための方法
成長ホルモンや男性ホルモンが多いと、ホルモン感受性リパーゼの働きが活発になり、脂肪分解が促進されます。成長ホルモンや男性ホルモンを分泌するには、トレーニングが有効です。
またカフェイン、カプサイシン(唐辛子に含まれる)にも、脂肪分解を促進する効果がありますよ。
ただし、脂肪が分解されても、電子伝達系でATPや二酸化炭素、水に分解されなければ脂肪の燃焼には繋がりません。
そのためには、ミトコンドリアに脂肪酸を運び込むためのカルニチンが重要。カルニチンはリジンとビタミンCを利用して体内で合成されます。これらの栄養が不足していたり、加齢によってカルニチンの合成能力が低下したりすると、脂肪が燃焼しにくくなります。
また電子伝達系においては、CoQ10も重要。CoQ10も加齢とともに合成能力が弱まります。
カルニチンやCoQ10をサプリで摂取するようにしましょう。
また水が不足していると、体内における様々な反応が起こりにくく、体脂肪を燃焼しにくくなります。水も積極的に摂取してくださいね。
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